翻訳を更新

 「ハルムスの作品」のコーナーの「詩」と「散文」のページに、ハルムス作品の翻訳を載せました。

 詩は『外のトラ』、散文は『犬のブブブのこと』です。

 どちらも児童向けに書かれた作品です。前者は『アグネブーシカ』のハルムス特集号に既訳がありますので、それを参考にさせていただきましたが、今回の私の翻訳では、原文の言葉遊びをなるべく日本語にも反映させるよう努めました。

 また後者の散文は、一見すると他愛のない物語にも思えますが、「意味の分からないもの」を巡る寓話と考えることもでき、ザーウミ(意味や理知を超越した言語のこと)に高い関心を払っていたハルムスらしい作品と言えそうです。


 今後も随時いろいろな作品を訳出してゆきたいと考えておりますので、ご期待下さい。(ご感想など頂けるとうれしいです。)